見えないものを信じるちから

うまくいく未来を信じて行動するには何が必要か

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本当の優しさ

ここ数日喉が痛いので、薬用ののど飴を買ってなめています。

多少は緩和されているかな。

 

 

一昨日は勉強会をやっている仲間での忘年会でした。

お料理も美味しかったし楽しかったです♪

 

 

今週末もまた忘年会。

今度は泊まりで楽しんできます★

 

 

年末年始は寒さやら忙しさやら飲食が乱れがちなどで体調も崩しがち・・・

ちゃんと自分でコントロールしないとですね〜。

 

 

でも、私はいたって健康♪めったに風邪すらひきません。

が、今回は喉がちょっと痛いので注意が必要です。

 

 

 

若くはないのであんまり予定を詰め込みすぎないように気をつけましょうっとw

 

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

欲界善心

 

 

何か善いことをするときには24種類の心が生まれます。

 

一般の人間に生まれる善心は8種類

もう8種類は善心の結果としてただ受け取る心

残りの8種類は完全に悟った人がただおこなうだけの善心です。

 

 

善心とは、貪りがなく怒りもなく智慧がある、という心所が入っている心で貪瞋痴が無い状態をいいます。

 

 

善の心が生まれると、心は軽く明るく気持ちが良いものです。

 

 

喜倶・・・善いことをして心が明るく楽しみや喜びを感じている状態

捨倶・・・別に特別な楽しみも苦しみも感じていない、冷静でいる状態

 

 

元気で明るく機嫌も良くて心に余裕があると善いことをしようという気分になれます。

それが喜具。

 

 

特にわくわくする楽しみもなく心は落ち着いて余裕がある時は、頼み事をされたら

「いいですよ、やりましょう」となります。

これが捨倶。

 

 

 

智慧があるかないか

 

 

善いことをするのは当たり前だという理解があるかどうか。

または、仏教的な心のはたらきをよく知り、心理やカルマの法則を理解しているかどうか。

 

 

智慧がある場合は善行為になります。

 

 

援助をするにしても、相手が必要としていることをよく調べて責任を持ってする援助ならば智慧のある善行為です。

 

 

ただ闇雲にお金をばらまく援助は智慧のない善行為なのです。

 

 

 

 

 

 

援助はむずかしいです。

同情だけではただの自己満足になりかねません。

 

 

 

本当に相手のためになることを考えられる智慧が必要なんですね。

 

 

 

ただ可愛がって子供を育てるというのは無責任で、

きちんと社会の中で生きていけるように教育していくのが本来の子育て

というのと同じだと思います。

 

 

 

日常関わる人でも、相手の状態によってどこまでが本当の優しさになるのか、というのはとても悩みます。

 

 

 

子育てと同じように、これが正解!というマニュアルがあるわけではないですからね〜w

 

 

そこは失敗から学ぶしかなさそうですね。

 

 

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ 

自分史上最高を目指す

考えが足りないと反省ばかりしていましたが、そうやって意識していたせいか

冷静に考えてみるとだいぶ頭を使い始めてるなーということに気づきました。

 

 

どうもダメなところが目につきやすいのですが、できていることに焦点をあててみると

随分と進歩しているように感じられました。

 

 

 

例えば、健康のことを考えて情報を調べて試してみる。

ここまでは元々できていました。

 

 

以前はそれでダメだとまた次の情報を探して試すという行動でしたが、

今は様子を見ながら検証しつつ、自分の体質に合うように微調整をしながら

習慣として身につけることができるようになりました。 

 

 

ダイエットも是非それを活かして成功させたいところですw

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

善悪を区別する方法

 

 

善の心で行動していれば善行動であり、不善の心で行動していれば不善行動になります。

 

 

例えば、可愛いという愛着だけで子供を育ててしまえば様々な問題を起こすようになります。

子供を独立した社会人として生きられるよう育てるという慈しみが必要なのです。

 

 

愛着は汚れた心、慈しみは清らかな心です。

 

 

どこかに自分の欲だけが隠れていれば不善になってしまうんでしょうね。

ただの同情や表面的な優しさではなく、心からの思いやりが大事です。

 

 

正直、私はいろんなテストをやっても優しいと出て、人からも優しいと言われます。

が、私の優しさって表面的な気がすると自分で思っています。

 

 

もちろん、偽善とか嘘での言動はありませんが、なんていうか、浅いのです。

考えと同じで優しさも浅い。

 

 

そこが人間力かなーと思うので、人格的にもっとレベルアップをしたいと強く感じているところです。。。w

 

 

たぶん、人に対しての関心が薄いのも原因のひとつではないかなーと思います。

人付き合いにもエネルギーが入りますからねー。

 

 

たっぷり給油しなければ!(笑)

 

 

 

話を戻します。

 

 

不善の心は全部で12種類の貪瞋痴です。

 貪りの心が8種類

 怒りの心が2種類

 無知の心が2種類

 

 

わたしたちの日常での言動はほとんどがこの貪瞋痴にもとづいています。

楽に生きるためなどの欲として行動すれば不善行為になってしまいますが

智慧を身につけ人として、自分にも他人にも役立つため、自立のためとして行動すれば善行為になっていきます。

 

 

人と比べたり、競争心からの行動は不善、自分史上最高を目指し、人は人で認めて協調性を発揮するような行動は善になります。

 

 

 

 

今日の部分から浮かんできたのは、

 

人は誰でもOKである。

人は誰もが考える能力を持っている。

自分の運命は自分自身が決め、その決定はいつでも変えることができる。

 

これは交流分析の哲学です。

 

そして、私はOK、あなたもOKという態度。

 

 

 

アドラー心理学では共同体感覚をみにつけること。

 

 

 

そんなところに関連性があるなーと感じました。

 

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ 

集中力

Macを使っていて不便なのが入力機能。

変な予測変換機能がわずらわしくてwin風にしました。

 

読めない漢字を入力するときも、winのように手書き入力を使いたいと思い

最近やっとその機能をインストール。

 

あとは、キーボードの学習機能がアップしてくれると助かりますね〜。

 

 

Officeのソフトもほしいけど、高いしなぁ・・・

PDFとか開くとちょっと変わってしまったり、印刷がうまく設定できなかったり

ちょいちょい不便ですが、それでもMacのほうが断然いいですw

 

 

パソコンにしても、カメラにしてもいいものを買ってるのに全く使いこなせていないのがもったいない。

 

 

最近は説明書って無いし、あっても読まないしw

 

 

1個ずつでもいいので、徐々に使いこなせるようになっていきたいものです。

 

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

掉挙相応

 

 

心が混乱したり浮ついてまとめられない状態です。

落ち着いていない為、ものごとをはっきりと認識できていないのです。

混乱して何もできない無知な状態。

 

 

この状態にあると眠気に陥ります。

 

 

瞑想する場合、眠気があるうちは瞑想は全然進んでいません。

 

 

 

 

 

私はこの状態にあることが多いかもしれませんw

今年は特にそうでした。

 

 

勉強のため、セミナーに参加しても頭が働いていないし、余計なことに気を取られてばかりで

内容が頭に入ってこなかったりしてボーっとしたまま時間が過ぎていきました。

 

 

 

集中していれば、頭で考え疑問が浮かんだり意見が出てきたりして積極的に参加できている感覚を味わうことができますが、ボーっとしているので気づいたことや感想、疑問など何も浮かんでこない状態です。

 

 

そんな状態からなんとか脱出できないものかと、いろいろ試みているところですが

いつまでたっても頭の中が整理できていない状況が続いています。

 

 

マルチタスクで脳が弱っているのでしょうかねぇ。。。w

 

 

 

ただ、自分の弱点、苦手なところはきちんと把握でいているし、いろんなことを習慣化することができるようにもなりました。

 

 

理解力や判断力が落ちているとしょげていましたが、むしろちゃんとそこに気づいているので進歩なのかもしれません♫

 

 

 

今、とくに身につけるべきは一呼吸おいて考えることですかねーw

すごい!やりたい!わくわく!欲しい!とか感情に突き動かされて

考えずにすぐに行動に出てしまう悪い癖があります。

 

 

 

一度感情から離れて、状況をじっくり考えてみるワンステップがほしいのです。

 

 

すぐやる素早さもいいですが、ちゃんと考えるのは重要です。

 

 

自分の考えや行動に対して、コーチングのスキルを使い込んでみるのもいいかもしれませんね♫

 

 

具体的に考えたり、事実を見極めたり、自分に問いかけることで質問力も磨いていきたいなーと思います★

 

 

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ 

自分で考えよう

プロテインが飲めなくなりました。

プロテインを飲むと胃がムカムカし始めて眠れなくなってしまいます。

なぜだかわからないけど、前は普通に飲めていたのになぁ・・・

 

 

受け付けないものは仕方がないのでスッパリ諦めます。

さて、鉄分やたんぱく質をどうやって補おうかなぁ。

 

 

 

 

ここ最近、お出かけが多くなって楽しいには楽しいけどちょっとしんどいですw

年かなぁ・・・(笑)

 

 

でも、今年はかなりおとなしく過ごしていたので、このままの勢いで

来年はエネルギーを生み出し続けたいと思っています。 

 

 

 

前進するために自分や環境などを変えるチャンスな時期★

いろいろある願望の中で的を絞って力を注いでみます。

 

 

 

こうしたいな♪こうなったらいいな♪とわくわくしながら楽しいことを選んでいくと

進みたい方向に自然と風が吹いて船がゆっくり進んでいく、そんな感じがします。

 

 

 

葛藤をかかえたままウジウジしていた時期は常にモヤモヤしていましたが、

決めて目的地を定めたとたんに根拠のない不安が根拠のないワクワクに変わりました。

 

 

 

ワクワクしてしまえばこっちのもんですw

不安よりも行動力が勝るのでグイグイ進みますからね〜♪

 

 

 

 

では、この辺で本日の記事です。

 

 

 

 

貪瞋痴の痴の心2種類

 

1. 捨倶疑相応心

2. 捨倶掉挙相応心

 

 

捨倶は気持ちいいわけでも気持ち悪いわけでもない、ぼーっとした状態をいいます。

 

気持ちのよい喜倶は欲、気持ちの悪い憂倶は怒り、どちらでもないのが捨倶です。

 

 

欲は満たすために努力をして楽しもうとするので成功する人が多いです。

怒りは暗い心で物事に逆らったり拒否したりする為、なかなか成功しません。

 

 

捨倶は無知です。

 

 

例えば、怠けは無知です。

怠けて楽しいわけでもなく、やりたくないことを避けているので苦しいわけでもありません。

 

 

 

1.疑相応

 

疑という心所は、真実を追求するために必要な疑問のことではありません。

事実を確かめるために疑う、疑問を持つということは無知ではないのです。

 

 

ここでいう無知の疑は理解を拒むものです。

事実を確かめることなく、伝統だから、みんなが言っているから、そういうものだから

などと自分で考えずにボーっと行動することをいいます。

 

 

 

 

無知の疑はコミュニケーションにおいてもトラブルの元になりかねません。

事実の部分と、人の解釈が入っている部分はきちんと見極めることが大事です。

 

 

いろいろな誤解や、間違った思い込みを生んでしまうこともあります。

 

 

 

私も無知の疑はたくさん持っていそうなので苦手克服リストにでも入れておこうかと思いますw

 

 

確か、一般意味論というのを学んでみるといいのかな★

 

 

 

私の苦手克服トレーニングリストは一体いくつになるんだろう(笑)

 

 

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ 

怒りを手放す

昨日は眠すぎて起きられず、今日は目覚ましを聞き逃して2日連続で寝坊しましたw

精神的な疲れによって起きられないのかもしれません。

 

 

日々、時間に追われているのと

やるべきことの整理がついていないのと

部屋がごちゃごちゃすぎてかなりのストレスです。

 

 

はやくスッキリしたい。。。

 

 

 

でも、新しい手帳が使えるようになって、また毎日書き込むようになったので

少しずついろんなことの確認ができるようになってきました。

 

 

やっぱり手帳は必須アイテムです。

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

精神疾患について

 

 

現代ではいろんな名前の精神疾患があり、治療やカウンセリングなどがそれぞれに対応してあるわけですが、それらは危険な状態を制御するだけでなかなか症状を完治させることができないのがほとんどです。

 

 

仏教では、自我意識から生まれる慢という働きを理解してコントロールすれば

現代の精神的な問題の半分以上を治せると思う、とあります。

 

 

ということで、欲の心の8種類を理解していきましょう。

 

 

1。瞋根心

 

怒りの心です。

 

 

①憂倶瞋恚相応無行心

②憂倶瞋恚相応有行心

 

 

の2種類があります。

 

 

 

憂倶とは、暗い・憂鬱・嫌な心のことです。

瞋恚相応とは、拒否したい・否定したい心です。

 

 

怒りが強烈になってくると、言葉に表したり、物や他人、自分に危害を加えたりします。

 

文句や不平不満も、暗い心であれば怒りの心になります。

 

 

気持ちが良いのか悪いのか

楽しいのか楽しくないのか

わくわくしているのかやらされているのか

 

 

そういったことをチェックしてみましょう。

 

 

前者は明るい心、後者は暗い心に分類されます。

 

 

 

自分の心や行動をコントロールしたければ、自分の良心に従ってみましょう。

失敗した!とか認めてもらえなかった・・・とか批判された!などと思ったら

それは怒りです。

 

 

良心に従った行動ならば、人の主観的な評価や反応は気にならないはずです。

 

 

 

 

んー、例えば自分が大好きなアーティストがいたとします。

友達や家族がそのアーティストを嫌いだと言ったら怒りますか?

 

 

自分が好きなだけで、人が好きだろうが嫌いだろうが関係ありませんよね。

 

 

 

自分がいいと思うことに価値を置いて満足する、そんな意味なのかなぁと思います。

 

 

 

怒りや不満はほんと、体に悪い影響があると思います。

それらを手放すことはかなり重要なことです。

 

 

 

怒りの手放し方、コントロールの仕方、怒らない方法・・・

といった類の書籍もたくさんありますねw

 

 

 

この辺は、価値観をどこにおくか、捉え方の癖をどう変えるかによると思います。

イライラするポイントよりももっと大きな大事なポイントを見つけるといいかもしれません。

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ 

猫をかぶった欲

今朝、何度も体重を測り直してしまいました。

昨日より1.4キロも減っていたからw

 

 

体重計が壊れたのかとww

 

 

減ったのは嬉しいですが、明日罰金になってしまったらイヤだなぁ・・・という気持ちが強かったり(笑) 

 

 

増加0.4キロまでは罰金100円、0.9キロまでは500円、

1キロを超えたら1000円というかんじで自分に罰金制度を課していますw

 

 

だから、たまたまガクンと減ってしまうと、次にグンと増える確率が高まるので

罰金が高額になってしまうのが恐ろしい。。。

 

 

ま、自分の中で楽しんでやってます★

 

 

 

8000歩くらい歩けば結構減るものなんですねぇ・・・

日頃、どれだけ運動してないのか思い知らされます。

 

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

猫をかぶった欲

 

 

自分と他人を比べる心をと言います。

 

慢は9種類です。

 

 

自分より偉い人と比べて(増上慢)

 自分の方が偉いと思う

 同じくらいだと思う

 自分が劣っていると思う

 

自分と同等の人と比べて(同等慢)

 自分の方が偉いと思う

 同じくらいだと思う

 自分が劣っていると思う

 

自分より劣っている人と比べて(卑下慢)

 自分の方が偉いと思う

 同じくらいだと思う

 自分が劣っていると思う

 

という9種類です。

 

 

これは欲であり、私がという自我意識があるために比べてしまい苦しみを生むのです。

 

 

 

人と比べる必要はないのだと言われても、わかっていても、つい比べてしまっていることがあります。

 

 

それが自分を向上させる良い適度な刺激ならいいと思うんですけどね★

 

 

人の目を気にし始めると、バレなければいいという考えが出てきます。

比べてしまっていると、いつのまにか見返りを求めていたりもします。

 

 

そうなるとイライラしたり、不安になったり、悔しくなったり

黒い心がジュワジュワーっとわいてきますねぇ(笑)

 

 

比べるわけではなく、ただその事実が道徳的なのかどうかを判断できる力があれば

無用な苦しみを生むこともありません。

 

 

全ては自分の選択であって自分の責任です。

自分の人生に人がどうなのかは関係ありません。

 

 

 

人からどう思われたいか、よりもどんな自分でありたいか

ということを大切にしていきたいなーと思います。

 

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ 

受け入れる心

11月も今日で最後。

今年も残すところあと1ヶ月。

 

 

予想はしてたけど、早かったなー。11月が過ぎるのが。

きっと12月もあっという間。

 

 

気づき、判断能力アップのため、具体的な計画を立てて一つ一つ実行していきたいなと思います。

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

貪根心

 

 

何かを見たとき、楽しいと思ったり見たいと思う心のことです。

 

何かを聞いて、嫌だとか聞きたくないというような抵抗を感じることなく受け入れることができる心です。 

 

 

見るもの、聞くもの、味わうものなどの対象を受け入れる、取る、掴む、離れない心をいいます。

 

 

 

これって、いい気分でいるってことですよね。

これは悪い心なの?

 

 

確かにいい気分を求めるのはですけどね〜。

 

 

 

 

貪根心は8種類あります。

喜びを感じる心が4種類、不苦不楽のニュートラルな心が4種類。

 

 

1.喜倶の心・・・喜びを感じる心

2.捨倶の心・・・不苦不楽の心

 

 

これらは、見があるかないかでさらにそれぞれ2種類に分別されます。

見とは、意見・概念・見解・立場・考え方のことです。

 

 

私たちは、自分の価値観や常識、感覚、好みのようなもので行動したり、好きか嫌いか、いいか悪いかを判断したりします。

 

 

そういったものは、時と場合、気分、環境、状態、経験などで変わっていきます。

 

 

同じレストランに食事に行っても、前回はすごく美味しいなぁと感激したのに、

2回目に来たらそれほどでもなかった、なんてことはありませんか?

 

 

これも、経験や美化された記憶、もしくはその日の体調や行くまでに食べたもの、天候や雰囲気などの環境、気分などで変わるものですよね★

 

 

子供の頃好きなものも、大人になれば変わっていきます。

 

 

 

 

では、見解のない貪根心とはどんなものなのでしょうか。

 

 

一般的にわたしたちは、

 

ものは存在している

ものはいいものだ

生きていることは素晴らしい

私はいる

私に魂がある

 

というような基本的な見解を持っています。

 

 

仏教でいえば、これは事実ではありませんが、見解があるとそのフィルターを通して

見てしまうために、事実やものごとを正しく見るちからがなくなってしまうのです。

 

 

見解がないと言えるのは、仏教を認めている人、業を認める宗教を信じている人です。

 

 

瞑想をして無情や輪廻なども理解して、世の中のことにさほど未練が残っていない人々でも、社会生活に適応しておいしいものを選んで食べ、家族と楽しく過ごし、仕事をしてお金も稼ぎます。

 

ただ、偏ったり、強い欲やこだわりはありません。

 

 

そんな人々が見解のない欲をもっていることになります。

 

 

 

ここまでで、

 

喜倶 見相応

喜倶 見不相応

捨倶 見相応

捨倶 見不相応

 

と、貪根心は4種類になりました。

 

 

これをさらに、それぞれ有行無行に分けると8種類になります。

 

 

 

 

とは、エネルギーがある程度溜まって簡単に行動に移せる状態の心をいいます。

 

 

この行が十分にあり充電しなくてもよい心無行といいます。

 

一方、何かの応援や後押し、あれこれ考えた末など弱い衝動で現れる心を充電が必要有行といいます。

 

 

 

たとえば、ちょっと説明しただけですぐに理解して行動できる人は無行

なんどもゆっくり説明してもらって少しずつ理解していく人は有行

 

 

このように無行や有行は性格の違いを説明するものです。

 

 

どこかへ行こう!と誘われて、うん、行こう!とすぐに行動する人は無行

どこに行くの?何があるの?仕事がちょっとあるしなー・・・でもまぁいいか、生きましょう!とやっと腰をあげる人は有行

 

何事にも鋭い人は無行、鈍い人は有行

 

 

なんとなくわかってきたでしょうか。

 

 

私はたぶん無行です。

急いでいなくても、早く、すぐに、さっさと終わらせないと気が済まないタイプですw

 

 

ゆっくり、が苦手です。

 

 

だから、わからないことがあるとイライラします(笑)

はやく理解しないといつまでもスッキリしません。

 

 

 

だからといって、ゆっくりな人をせかすことはしません。

 

 

 

これは性格であって、人それぞれなのです。

 

 

 

自分には理解しがたいような事も、人には人の価値観があります。

人の価値観に合わせる必要はありませんが、こちらも押し付けてはいけない。

 

 

 

これだけは心がけています。

 

 

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ