見えないものを信じるちから

うまくいく未来を信じて行動するには何が必要か

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受け入れる心

11月も今日で最後。

今年も残すところあと1ヶ月。

 

 

予想はしてたけど、早かったなー。11月が過ぎるのが。

きっと12月もあっという間。

 

 

気づき、判断能力アップのため、具体的な計画を立てて一つ一つ実行していきたいなと思います。

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

貪根心

 

 

何かを見たとき、楽しいと思ったり見たいと思う心のことです。

 

何かを聞いて、嫌だとか聞きたくないというような抵抗を感じることなく受け入れることができる心です。 

 

 

見るもの、聞くもの、味わうものなどの対象を受け入れる、取る、掴む、離れない心をいいます。

 

 

 

これって、いい気分でいるってことですよね。

これは悪い心なの?

 

 

確かにいい気分を求めるのはですけどね〜。

 

 

 

 

貪根心は8種類あります。

喜びを感じる心が4種類、不苦不楽のニュートラルな心が4種類。

 

 

1.喜倶の心・・・喜びを感じる心

2.捨倶の心・・・不苦不楽の心

 

 

これらは、見があるかないかでさらにそれぞれ2種類に分別されます。

見とは、意見・概念・見解・立場・考え方のことです。

 

 

私たちは、自分の価値観や常識、感覚、好みのようなもので行動したり、好きか嫌いか、いいか悪いかを判断したりします。

 

 

そういったものは、時と場合、気分、環境、状態、経験などで変わっていきます。

 

 

同じレストランに食事に行っても、前回はすごく美味しいなぁと感激したのに、

2回目に来たらそれほどでもなかった、なんてことはありませんか?

 

 

これも、経験や美化された記憶、もしくはその日の体調や行くまでに食べたもの、天候や雰囲気などの環境、気分などで変わるものですよね★

 

 

子供の頃好きなものも、大人になれば変わっていきます。

 

 

 

 

では、見解のない貪根心とはどんなものなのでしょうか。

 

 

一般的にわたしたちは、

 

ものは存在している

ものはいいものだ

生きていることは素晴らしい

私はいる

私に魂がある

 

というような基本的な見解を持っています。

 

 

仏教でいえば、これは事実ではありませんが、見解があるとそのフィルターを通して

見てしまうために、事実やものごとを正しく見るちからがなくなってしまうのです。

 

 

見解がないと言えるのは、仏教を認めている人、業を認める宗教を信じている人です。

 

 

瞑想をして無情や輪廻なども理解して、世の中のことにさほど未練が残っていない人々でも、社会生活に適応しておいしいものを選んで食べ、家族と楽しく過ごし、仕事をしてお金も稼ぎます。

 

ただ、偏ったり、強い欲やこだわりはありません。

 

 

そんな人々が見解のない欲をもっていることになります。

 

 

 

ここまでで、

 

喜倶 見相応

喜倶 見不相応

捨倶 見相応

捨倶 見不相応

 

と、貪根心は4種類になりました。

 

 

これをさらに、それぞれ有行無行に分けると8種類になります。

 

 

 

 

とは、エネルギーがある程度溜まって簡単に行動に移せる状態の心をいいます。

 

 

この行が十分にあり充電しなくてもよい心無行といいます。

 

一方、何かの応援や後押し、あれこれ考えた末など弱い衝動で現れる心を充電が必要有行といいます。

 

 

 

たとえば、ちょっと説明しただけですぐに理解して行動できる人は無行

なんどもゆっくり説明してもらって少しずつ理解していく人は有行

 

 

このように無行や有行は性格の違いを説明するものです。

 

 

どこかへ行こう!と誘われて、うん、行こう!とすぐに行動する人は無行

どこに行くの?何があるの?仕事がちょっとあるしなー・・・でもまぁいいか、生きましょう!とやっと腰をあげる人は有行

 

何事にも鋭い人は無行、鈍い人は有行

 

 

なんとなくわかってきたでしょうか。

 

 

私はたぶん無行です。

急いでいなくても、早く、すぐに、さっさと終わらせないと気が済まないタイプですw

 

 

ゆっくり、が苦手です。

 

 

だから、わからないことがあるとイライラします(笑)

はやく理解しないといつまでもスッキリしません。

 

 

 

だからといって、ゆっくりな人をせかすことはしません。

 

 

 

これは性格であって、人それぞれなのです。

 

 

 

自分には理解しがたいような事も、人には人の価値観があります。

人の価値観に合わせる必要はありませんが、こちらも押し付けてはいけない。

 

 

 

これだけは心がけています。

 

 

 

 

 

 

【参考図書ブッダの実践心理学 第2巻 心の分析 / アルボムッレ・スマナサーラ