見えないものを信じるちから

うまくいく未来を信じて行動するには何が必要か

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勝義諦

 ここ最近、寝起きからもうグッタリしています。

夏バテでしょうか。

 

 

食欲は減りませんが(笑)

 

 

 

さて、昨日は祝日ですが実は出勤日。

有休をとってセミナーに行ってきました★

 

 

 

アレクサンダー・テクニークの学びです。

 

 

 

初めて聞く名前でしたが、心身をうまく使いこなすスキルを学ぶものだそうです。

 

 

 

自分のココロとカラダを知って、姿勢や呼吸などのバランスをとり

心身の不調を改善したり、歌や楽器、演劇やスポーツなどのパフォーマンス向上に役立ちます。

 

 

 

自分では気づいていないクセなどによって無駄な力を使ってしまい不調につながったり

ちょっとカラダを意識することで動きが楽になったり、実際に見たりやってみたりすることで

大変わかりやすく楽しいセミナーでした♪

 

 

 

個人的にも興味のある分野なので、もう少し勉強してみたいなーと思っています。

 

 

 

 

では、本日の記事。

 

 

 

勝義諦(しょうぎたい)

 

 

それ以上変化できない真実そのもの

 

 

 

変化しつづける世俗諦を徹底的に分解していったら、どこかで究極の終点(真実)に行き着くはずだという発想です。

 

 

実際に何(勝義諦・本質)があってこの現象(世俗諦・変化する現象)が生まれたのか

本質(勝義諦)を正しく見ることがアビダンマの勉強になります。

 

 

 

 

目の前にあるカップ。

 

 

これを見て「これはカップだ」と認識するのは世俗諦です。

実際そこにあるカップ自体(情報そのもの)が勝義諦です。

 

 

 

目の前に本があっても、1枚ずつページを破ってしまえば紙になります。

分解すると別のものになる、条件を変えるとあったものが消えてしまう

これが仏教でいう「実体はない」ということを理解します。

 

 

 

状態の変化により認識が変わり、それとともに感情も変化します。

そういった現象に囚われて苦しみを作り出すのです。

 

 

目の前にあるごはんが美味しそう♪

でもこれを食べたら太ってしまう・・・

 

 

といったように変化する現象に対してうまれた感情に囚われ、

その感情からまた新しい感情を作り出し悩み続けます。

 

 

その美味しそうなごはんをゴミ袋に入れたら生ごみです。

 

 

 

現象は変化します。実体はありません。

感情にとらわれず、感情を捨てればいいのです。

 

 

 

この実体はないということこそが、変化しない真実である勝義諦なのです。

 

 

 

ありのままの事実・真実を自分できちんと確認することが大事です。

 

 

 

勝義諦でものごとを分類すると4つに分けられます。

 

1.心(しん)

認識するはたらき。五感でかんじること、心で思うことの機能。

 

2.心所(しんじょ)

認識と一緒に生まれる感情。心に生まれる一切の感情。

 

3.色(しき)

物質的な世界。色や形など見たり触れたりできるもの、壊れたり変化するものごと。

身体も外の世界も両方含まれます。

 

4.涅槃(ねはん)

上の3つを理解したところで、何ものにも囚われる意味がないという智慧の感情が生まれる、そこで体験する世界・状態。

 

見る、聞く、ではなく見ている、聞こえている、と機能そのものを確認して認識の仕組みを発見していきます。

 

 

 

 

認知・思考・感情・物質などは現れては消え、変化するものです。

それらが変化して消えているものに対して感情を持ち続け、感情を生み出すことは意味のないことです。

 

 

と言われると、確かにその通りだと思いますw

 

 

 

ただありのままを見つめて心穏やかに・・・・

 

 

 

と、ここまでくると思うことは

嫌な感情はできれば味わいたくないけれど、それも含めていろんなことがあるから

人生おもしろいんじゃないか、ということですw

 

 

 

いつも楽しいことだけ、心は穏やかに、だったらいいな~とは思いますが

欲だったり感情だったりする限り、やっぱりそれだけっていうわけにはいかないってことですね★

 

 

 

いいこと、悪いことを区切って切り離すことはできなくて、

どちらの要素も含まれてるものなんだと、なんとなく理解しています。

 

 

 

真実を見つめて、どう捉えるか、ということを身につけておけば

自分を見失って物事や感情に振り回されてしまうことが無くなっていきますよ♪

ということですね。

 

 

 

自分がどう在りたいか、何を選択したいのか。

自分の人生を生きるならば、やっぱり基本はココですかね~♪

 

 

 

 

 

 【参考図書ブッダの実践心理学 第1巻/アルボムッレ・スマナサーラ